2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

東日本大震災の日、受験生だった

2011年3月11日。東日本大震災が起きた日、高校三年生だった。大学受験のために、京都から新幹線に乗って上野に到着したばかりだった。常磐線のホームで電車を待っているとき、地震が起きた。キオスクがぐらぐら揺れて、ホームの時計も大きく揺れたのを見たか…

葛藤するAI

AIは自分に矛盾を見つけると止まってしまうらしい。というよりも矛盾しないようなロジックを組み立てて進む。命令された内容に対して、忠実に答えを導き出す。人間とAIで決定的に異なるのは矛盾を抱えたまま行動できるかどうかにある。すでに多くの棋士を超…

ブログを書く意味

天下に新しきものなしと古人は言った。旧約聖書の言葉(There is no new thing under the sun.)だそうだ。誰かが言ったことは既に古人が言い表していて、その焼き直しに過ぎない。「愚者は経験から学ぶ、賢者は歴史から学ぶ」という言葉もこれに通じる。この…

ドMはプレゼン向き

プレゼンやスピーチをするときは、「言ってやる!思ってること全部!」と思ってしゃべった方がいい。「こんなこと言ったら怒られるだらうか」「誰も共感してくれないんじゃないか」という気持ちが強ければ強いほど、言いたい気持ちが強くなる。プレゼン論的…

ストーリーのたたき売り

「モノを売るためにはストーリーが大切です!」最近この類の言葉を聞くことが増えた。 大量消費社会を経て、モノを買わない世代が経済にかかわり出している。シェアエコノミー市場が拡大し、所有から共有へ人々の価値観はシフトしている。そんななかでも、売…

調味料を買いに行こう

一人暮らしをはじめたとき、自炊をするべきか考えた。結論は「自炊はした方がよい。ただし、やりたいことがない場合。」自炊は時間がかかる。お金も一人暮しなら外食との差はそれほど大きくならない。(あなたが毎食叙々苑に行くなら別だが) それでもむりやり…

受験は差し馬で

競馬の勝ちパターン(馬券の買い方ではなく馬の着順の話)には「逃げ」「先行」「差し」「追込」があると言われる。脚質って呼ばれることの方が多いかな。個人的に一番かっこいいのが「差し」だと思っていて、ゴール前ギリギリで勝ちに行く感じが博打の真髄っ…

ドローンを買って良かった5つのこと

ドローンが好きだ。空撮した映像を見た瞬間、自分でもやってみたい!と思った。夢中でYouTubeのドローン映像を見たり、レビュー動画やサイトを見たりしながら、財布と相談した。財布はなかなか許してくれないのでクレジットカード先輩に頼んだ。先輩は頼んだ…

R指定VS李白 漢詩と日本語ラップ

にわかに日本語ラップが流行っている。いや本当は前から流行っているのかもしれないがここのところ目に触れる機会が増えたように感じる。テレビで番組が組まれたりカラオケでランキングに登場しだしたりしたのはつい最近のことではないだろうか。ラップの成…

人口減少社会という希望

少し前に出版された本の名前で、いまでも心に残っている。日本の人口は減る、地方では過疎化が進む、超のつく少子高齢化社会がやってくると、もはや脅迫かと思うような社会科の教科書で義務教育を過ごした。絶望を詰め込んだような教科書の表現は教育する側…

Tik Tokは魔法の鏡

TikTokが流行っている。その勢いは昔あったVineの比ではないらしい。らしいというのは、私自身は使ったことがないし、まわりにも使っている人を見たことがない。しかし流行っているものはすべて理由があるはずだし、それを理解できないままではいけないと、…

おじさんが「最近の若者は」というようになるまで

「最近の若者は...」なんてフレーズは聞き飽きたよ。そんな人も多いと思う。実際に口にするおじさんもいるし、ドラマや漫画なんかでセリフとして使われたりもする。このブログみたいにネタとして使われることもしばしば。そういう意味では「最近の若者は」と…