ドローンを買って良かった5つのこと

ドローンが好きだ。空撮した映像を見た瞬間、自分でもやってみたい!と思った。夢中でYouTubeのドローン映像を見たり、レビュー動画やサイトを見たりしながら、財布と相談した。財布はなかなか許してくれないのでクレジットカード先輩に頼んだ。先輩は頼んだことはまず断らないが溜め込んできっちり翌月27日に爆発する癖がある。普段から発散してくれればいいのに。

結論から言うと、ドローンは半年たたないうちに滝つぼに沈んだ。後悔はない。購入してから墜落させるまでに15回くらいしか動かしていないが(一回あたり4000円くらいの計算)、とても感謝している。そんなわけで、いままでのフライトを振り返りながら、ドローンを買って良かったことをまとめてみた。

①出かけることが100倍楽しくなる
ドローンをもって出かけるだけで、楽しみは誇張なしで100倍になる。どこで飛ばそうか、どんな映像を撮ろうか、晴れていてほしいな、夕日はきれいだろうか、楽しみが膨らんでいく。ドローンが鞄に入っているだけで見慣れた景色も違って見える。なんなら前日に充電しているときからわくわくする。

②趣味になる
人に話せるような趣味なんてありません、という人も多い。「ドローン飛ばしてます」は立派な趣味になる。ドローンを知らない人はほぼいないし、どんな話であっても意外とみんな興味を持ってくれる。ドローン自体のバリエーションも増え、撮れる映像の幅も拡がっている。規制緩和が待ち望まれ、産業利用は拡大待ったなしだ。もちろん仕事に結び付くこともあると思う。

③土地に愛着がわく
これはドローンに限ったことではないかもしれないが、その土地でドローンを飛ばすと思い出になる。その土地の特徴をとらえ、飛ばす場所を丁寧に選ぶ。そこの魅力を最大限引き出したくなる。なぜそこで飛ばすのかという理由は、自然とその土地の魅力を説明するものになっている。

④映像に詳しくなる
ドローンの魅力は動画にあると思っていて、いい動画を撮ろうと思うとやっぱり知識が必要になる。ドローンを買うまでは「テレビのような、なめらかな映像を撮ろう」みたいなジンバルの広告には全然興味がなかったが、今では「電子手ぶれ補正すごい!三軸ジンバルさま~!(ドキンちゃんが食パンマンさま~!ていう感じ)」。ドローンを使った映像表現の知識はドローン以外でも役に立つ。MVやPVを見たときも、これはドローンだな、とかわかるようになる。

⑤1回のフライトがかけがえのない思い出になる
③と重なる部分があるけど、旅先で食べた美味しいものとか、出会った面白い人とかと同じくらい、フライトの内容を覚えている。特に離陸の瞬間、垂直に上昇する機体を見ながら操作する興奮は他では味わえない。うまく言えないがとても誇らしい気分になる。バッテリーと航空法さえ許してくれるなら一日中ドローンを飛ばしていたい。

そんなわけで、はじめてのドローンにいろいろな思い出をもらった。次の機体を買うかは考えているところだが、近いうちに財布に相談すると思う。ダメなら先輩に頼む。