向き合えば2.0

いろいろなもののバージョンが新しくなっている。web2.0、お金2.0、動画2.0(明石ガクトさん好きです)、視力2.0(欲しい)、ダイハード4.0(ジャックバウアー)。

テクノロジーや価値観の変化を受けて、今までの概念がアップデートされている。〇〇2.0というキャッチーな名詞として流行りを見せたが、もともとはソフトウェアのバージョンを示す数字で、新世代のものをわかりやすく表す方法である。

PCやスマホで、プログラムの更新画面を見ているとき、新旧のプログラムの間でこんな会話をしているのではと想像している。
 
過去のプログラム「いや俺はこういうつもりでやってきたんだけど・・・」
更新プログラム「わかるよ。俺もそう思ってたけど、時代が変わったんだ。」 
過去「そういえば最近体が言うことを聞かなくて」
更新「引退しな、おっさん」

1.0から2.0になるためには新旧で対話が必要である。2.0には1.0との違いを明示する責任がある。自然、2.0は旧モデルと向き合わなければならない。向き合うためには過去を知り尽くしている必要がある。

人の成長も、自分自身と向き合うことから始まる。「人の成長は、未熟な過去に打ち勝つことだ」と荒木飛呂彦は言った。向き合った時点で過去と違う自分を手に入れている。あとは打ち勝つことができるかだ。